なとこ・トピックス
こんナトコが優れています
FILE#001 自己治癒塗料
塗った物が傷付かなくなる「自己治癒塗料」は、ナトコの持つ重合技術をベースに発展させた「ポリマーアロイ技術」によって生まれた高機能塗料製品の1つです。
これは、塗った物に付いた傷を「治癒する」という、今までにない特長を持たせた製品です。
では、どうやって傷を「治癒する」のでしょうか?
企業秘密を漏出させない程度に、そのヒミツに迫ってみたいと思います。
傷を癒すとは?
一口に傷と言っても、様々な種類がありますが、日常用品で最も多く見られるのは、物と物が擦れあってできる「スクラッチ傷(引っ掻き傷)」と、何かにぶつけた時の「打痕傷」でしょうか。
特に、強い衝撃が、短時間に加わってできる打痕傷は、傷としてのダメージは大きいですが、カバンや衣類のポケットなどの出し入れの際に付けられる様々なスクラッチ傷の方が付き易く、頻度も高い上に防ぎにくいものです。
そんな日常生活で付けられる傷を、自己治癒塗料は2つの工夫で「癒し」ます。
- 傷をなかった事にする工夫
- 傷を付きにくくする工夫
1.傷をなかった事にする工夫
傷は、強い衝撃が短時間に付けられる事で生じます。
自己治癒塗料が形成する樹脂塗膜は、与えられた衝撃を柔らかに受け止め、ゆっくりと伝わるようにする事で、傷付きを防止しています。
また、十分な復元力を持っているため、力が加わらなくなると、何もなかったように元通りになります。
2.傷を付きにくくする工夫
単に受けた衝撃を緩衝する柔らかい塗膜だけでは、どうしても限界があります。
そこで、表面を平滑に保つ事によって、与えられる衝撃そのものを逃すようにも設計されています。
言葉にしてみると、単純に「柔らかくて、ツルツルの塗膜かな」と思いますが、そうでもありません。
単純に柔らかくするだけでは十分な強度を保つ事が出来ませんし、無理に強度を付けようとするとバランスが崩れて塗膜として成り立たなくなるからです。
高分子材料は、それぞれが特長的な性能を持っていますが、平滑性と柔軟性のような複数の特長を効率よく発揮させるためには、単なる重合技術を超えた「ポリマーブレンド技術」が必要になります。
自己治癒塗料が持つ特殊な性能は、高度なポリマーブレンド技術にヒミツがあるようです。